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最終確認:2026年10月3日
農薬登録情報:独立行政法人農林水産消費安全技術センター
技術情報:アグロ カネショウ株式会社技術資料ほか
アルバリン粒剤は、ジノテフランを有効成分とする、根から吸われて植物全体に広がるIRACコード4Aのネオニコチノイド系殺虫剤です。コナジラミ類・ハモグリバエ類・アブラムシ類・アザミウマ類など野菜の害虫に幅広く効き、稲の水面散布から野菜の育苗期・定植時・生育期の処理まで、多くの作物で使えます。
害虫の神経で信号を受け取る部分に作用して、神経の伝達をかく乱し、害虫を麻痺させて退治します。根や茎葉から吸われて植物の中を移動するので、汁を吸ったり葉を食べたりした害虫に効きます。
コナジラミ・ハモグリバエ・アブラムシ・アザミウマなど、野菜害虫に幅広く効く
野菜で問題になるコナジラミ類・ハモグリバエ類・アブラムシ類・アザミウマ類をはじめ、キスジノミハムシ・コナガ・アオムシ・ハイマダラノメイガにも使え、1剤でまとめて防除できます。開発元は、定植時の植穴処理や播溝処理で、4〜6週間ほど害虫の密度を抑えるとしています。
稲・野菜・茶・さとうきび・花きまで、幅広い登録
稲、果菜類・あぶらな科野菜・レタス・ねぎなどの野菜、茶、さとうきび、いぐさ、かんきつ・なしの苗木、きく・ガーベラなどの花き・観葉植物まで、約150件の適用があります。トマト・レタスでは、は種前に育苗培土へ混ぜる使い方もできます。
稲は水面散布、野菜は育苗期から生育期まで。処理のタイミングを選べる
稲では、田んぼにまくと成分が根や水中の茎から吸われて葉に移り、出穂後の散布で斑点米カメムシ類を防除できます。粒剤なので、隣の畑などへ飛び散りにくいのも利点です。野菜では、定植前のポット苗の株元、定植時の植穴、定植後の株元と、作業の都合に合わせて処理する時期を選べます。
| 作物 | 適用病害虫雑草 | 希釈倍数・使用量 | 使用時期 | 使用回数 | 使用方法 |
|---|---|---|---|---|---|
| いぐさ | イグサシンムシガ | 3~6kg/10a | 発生初期 | 2回以内 | 散布 |
| いちご | ワタアブラムシ | 0.5~1g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| うり類(漬物用) | アザミウマ類 | 2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| うり類(漬物用) | アブラムシ類 | 1~2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| うり類(漬物用) | コナジラミ類 | 1~2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| えだまめ | フタスジヒメハムシ | 6kg/10a | は種時 | 1回 | 播溝土壌混和 |
| オクラ | アブラムシ類 | 9kg/10a | 生育期 但し、収穫開始14日前まで | 1回 | 株元散布 |
| ガーベラ | アブラムシ類 | 20kg/10a | 生育期 | 5回以内 | 株元散布 |
| ガーベラ | アブラムシ類 | 1g/株(但し、10a当り30kgまで) | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| ガーベラ | コナジラミ類 | 1g/株(但し、10a当り30kgまで) | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| ガーベラ | マメハモグリバエ | 2g/株(但し、10a当り30kgまで) | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| かぶ | アブラムシ類 | 6kg/10a | は種時 | 1回 | 播溝土壌混和 |
| かぶ | キスジノミハムシ | 6kg/10a | は種時 | 1回 | 播溝土壌混和 |
| かぼちゃ | アブラムシ類 | 2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| かぼちゃ | コナジラミ類 | 2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| かんきつ(苗木) | ミカンハモグリガ | 20g/株 | 育苗期 | 5回以内 | 株元散布 |
| きく | アブラムシ類 | 20kg/10a | 生育期 | 5回以内 | 株元散布 |
| きく | アブラムシ類 | 1g/株(但し、10a当り30kgまで) | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| きく | コナジラミ類 | 1g/株(但し、10a当り30kgまで) | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| きく | マメハモグリバエ | 2g/株(但し、10a当り30kgまで) | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| キャベツ | アオムシ | 2~3g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| キャベツ | アブラムシ類 | 2g/株 | 育苗期 | 1回 | 株元散布 |
| キャベツ | アブラムシ類 | 2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| キャベツ | コナガ | 2~3g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| キャベツ | ハイマダラノメイガ | 3g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| きゅうり | アザミウマ類 | 2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| きゅうり | アブラムシ類 | 1g/株 | 生育期 但し、収穫開始14日前まで | 1回 | 株元散布 |
| きゅうり | アブラムシ類 | 1g/株 | 育苗期 | 1回 | 株元散布 |
| きゅうり | アブラムシ類 | 1~2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| きゅうり | コナジラミ類 | 1g/株 | 生育期 但し、収穫開始14日前まで | 1回 | 株元散布 |
| きゅうり | コナジラミ類 | 1~2g/株 | 育苗期 | 1回 | 株元散布 |
| きゅうり | コナジラミ類 | 1~2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| きゅうり | ハモグリバエ類 | 2g/株 | 育苗期 | 1回 | 株元散布 |
| きゅうり | ハモグリバエ類 | 2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| くわい | アブラムシ類 | 3kg/10a | 収穫30日前まで | 3回以内 | 散布 |
| さとうきび | カンシャコバネナガカメムシ | 6~9kg/10a | 生育期 但し、収穫45日前まで | 2回以内 | 散布 |
| さとうきび | メイチュウ類 | 9kg/10a | 生育期 但し、収穫45日前まで | 2回以内 | 散布 |
| さやいんげん | アブラムシ類 | 9kg/10a | 生育期 但し、収穫開始14日前まで | 1回 | 株元散布 |
| さやえんどう | ハモグリバエ類 | 9kg/10a | 生育期 但し、収穫開始14日前まで | 1回 | 株元散布 |
| しそ | マデイラコナカイガラムシ | 2g/株(但し、10a当り25kgまで) | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| しゅんぎく | ハモグリバエ類 | 9kg/10a | 定植時 | 1回 | 植溝土壌混和 |
| しゅんぎく | ハモグリバエ類 | 9kg/10a | は種時 | 1回 | 播溝土壌混和 |
| しょうが | クロバネキノコバエ類 | 9kg/10a | 生育期 但し、収穫14日前まで | 1回 | 株元散布 |
| すいか | ワタアブラムシ | 2g/株 | 生育期 但し、収穫21日前まで | 1回 | 株元散布 |
| すいか | ワタアブラムシ | 2g/株 | 育苗期 | 1回 | 株元散布 |
| すいか | ワタアブラムシ | 2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| ズッキーニ | アブラムシ類 | 1g/株 | 生育期 但し、収穫開始14日前まで | 1回 | 株元散布 |
| ズッキーニ | アブラムシ類 | 2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| ズッキーニ | コナジラミ類 | 2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| セルリー | アブラムシ類 | 2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| だいこん | アブラムシ類 | 6kg/10a | は種時 | 1回 | 播溝土壌混和 |
| だいこん | キスジノミハムシ | 6kg/10a | 生育期 但し、収穫30日前まで | 1回 | 散布 |
| だいこん | キスジノミハムシ | 9~12kg/10a | は種時 | 1回 | 全面土壌混和 |
| だいこん | キスジノミハムシ | 4~6kg/10a | は種時 | 1回 | 播溝土壌混和 |
| だいこん | タネバエ | 6kg/10a | 生育期 但し、収穫30日前まで | 1回 | 散布 |
| だいず | フタスジヒメハムシ | 6kg/10a | は種時 | 1回 | 播溝土壌混和 |
| チンゲンサイ | アブラムシ類 | 6kg/10a | は種時 | 1回 | 播溝土壌混和 |
| チンゲンサイ | キスジノミハムシ | 6kg/10a | 定植時 | 1回 | 土壌混和 |
| チンゲンサイ | キスジノミハムシ | 6kg/10a | は種時 | 1回 | 播溝土壌混和 |
| つつじ類 | ツツジグンバイ | 6kg/10a | 発生初期 | 5回以内 | 株元散布 |
| とうがらし(葉) | アザミウマ類 | 1g/株 | 定植時 但し、収穫30日前まで | 1回 | 植穴土壌混和 |
| とうがらし(葉) | アブラムシ類 | 1g/株 | 定植時 但し、収穫30日前まで | 1回 | 植穴土壌混和 |
| とうがらし類 | アザミウマ類 | 1~2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| とうがらし類 | アブラムシ類 | 1g/株 | 生育期 但し、収穫開始14日前まで | 1回 | 株元散布 |
| とうがらし類 | アブラムシ類 | 1g/株 | 育苗期 | 1回 | 株元散布 |
| とうがらし類 | アブラムシ類 | 1g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| とうがらし類 | コナジラミ類 | 1g/株 | 育苗期 | 1回 | 株元散布 |
| トマト | アブラムシ類 | 1g/株 | 生育期 但し、収穫前日まで | 2回以内 | 株元散布 |
| トマト | アブラムシ類 | 1g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| トマト | コナジラミ類 | 1g/株 | 生育期 但し、収穫前日まで | 2回以内 | 株元散布 |
| トマト | コナジラミ類 | 1~2g/株 | 育苗期 | 1回 | 株元散布 |
| トマト | コナジラミ類 | 1~2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| トマト | コナジラミ類 | 培土1L当り10g | は種前 | 1回 | 培土混和 |
| トマト | ハモグリバエ類 | 1~2g/株 | 育苗期 | 1回 | 株元散布 |
| トマト | ハモグリバエ類 | 1~2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| なし(苗木) | アブラムシ類 | 20g/株(但し、10a当り110kgまで) | 育苗期 | 1回 | 株元散布 |
| なす | アザミウマ類 | 1~2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| なす | アブラムシ類 | 1g/株 | 生育期 但し、収穫前日まで | 2回以内 | 株元散布 |
| なす | アブラムシ類 | 1g/株 | 育苗期 | 1回 | 株元散布 |
| なす | アブラムシ類 | 1g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| なす | コナジラミ類 | 1g/株 | 生育期 但し、収穫前日まで | 2回以内 | 株元散布 |
| なす | コナジラミ類 | 1~2g/株 | 育苗期 | 1回 | 株元散布 |
| なす | コナジラミ類 | 1~2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| なす | ハモグリバエ類 | 2g/株 | 育苗期 | 1回 | 株元散布 |
| なす | ハモグリバエ類 | 1~2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| にがうり | コナジラミ類 | 2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| にんじん | ハモグリバエ類 | 9kg/10a | は種時 | 1回 | 播溝土壌混和 |
| ねぎ | アザミウマ類 | 6kg/10a | 定植時 | 1回 | 株元散布 |
| ねぎ | アザミウマ類 | 6kg/10a | 生育期 但し、収穫3日前まで | 2回以内 | 株元散布 |
| ねぎ | アザミウマ類 | 6kg/10a | は種時 | 1回 | 播溝土壌混和 |
| ねぎ | クロバネキノコバエ類 | 6kg/10a | 生育期 但し、収穫3日前まで | 2回以内 | 株元散布 |
| ねぎ | ハモグリバエ類 | 6kg/10a | 定植時 | 1回 | 株元散布 |
| ねぎ | ハモグリバエ類 | 6~9kg/10a | 生育期 但し、収穫3日前まで | 2回以内 | 株元散布 |
| ねぎ | ハモグリバエ類 | 6kg/10a | は種時 | 1回 | 播溝土壌混和 |
| はくさい | アオムシ | 2~3g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| はくさい | アブラムシ類 | 2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| はくさい | コナガ | 2~3g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| はくさい | ハイマダラノメイガ | 3g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| ピーマン | アザミウマ類 | 1~2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| ピーマン | アブラムシ類 | 1g/株 | 生育期 但し、収穫前日まで | 2回以内 | 株元散布 |
| ピーマン | アブラムシ類 | 1g/株 | 育苗期 | 1回 | 株元散布 |
| ピーマン | アブラムシ類 | 1g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| ピーマン | コナジラミ類 | 1g/株 | 育苗期 | 1回 | 株元散布 |
| ふき | アブラムシ類 | 20kg/10a | 定植後~生育期(草丈20cm頃まで) 但し、収穫45日前まで | 1回 | 土壌表面散布 |
| ブロッコリー | アブラムシ類 | 2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| ブロッコリー | コナガ | 2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| ほうれんそう | アブラムシ類 | 6kg/10a | は種時 | 1回 | 播溝土壌混和 |
| ミニトマト | アブラムシ類 | 1g/株 | 生育期 但し、収穫前日まで | 2回以内 | 株元散布 |
| ミニトマト | アブラムシ類 | 1g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| ミニトマト | コナジラミ類 | 1g/株 | 生育期 但し、収穫前日まで | 2回以内 | 株元散布 |
| ミニトマト | コナジラミ類 | 1~2g/株 | 育苗期 | 1回 | 株元散布 |
| ミニトマト | コナジラミ類 | 1~2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| ミニトマト | コナジラミ類 | 培土1L当り10g | は種前 | 1回 | 培土混和 |
| ミニトマト | ハモグリバエ類 | 1~2g/株 | 育苗期 | 1回 | 株元散布 |
| ミニトマト | ハモグリバエ類 | 1~2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| メロン | アザミウマ類 | 2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| メロン | アブラムシ類 | 1g/株 | 育苗期 | 1回 | 株元散布 |
| メロン | アブラムシ類 | 1g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| メロン | コナジラミ類 | 1~2g/株 | 育苗期 | 1回 | 株元散布 |
| メロン | コナジラミ類 | 1~2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| メロン | ハモグリバエ類 | 2g/株 | 育苗期 | 1回 | 株元散布 |
| メロン | ハモグリバエ類 | 2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| らっきょう | アザミウマ類 | 6kg/10a | 生育期 但し、収穫前日まで | 3回以内 | 散布 |
| レタス | アブラムシ類 | 2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| レタス | ナモグリバエ | 1g/株 | 育苗期後半 | 1回 | 株元散布 |
| レタス | ナモグリバエ | 2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| レタス | ナモグリバエ | 培土1L当り15g | は種前 | 1回 | 培土混和 |
| わけぎ | アザミウマ類 | 6kg/10a | 生育期 但し、収穫21日前まで | 1回 | 株元散布 |
| わけぎ | ハモグリバエ類 | 6kg/10a | 生育期 但し、収穫21日前まで | 1回 | 株元散布 |
| 稲 | イネドロオイムシ | 3kg/10a | 収穫7日前まで | 3回以内 | 散布 |
| 稲 | イネミズゾウムシ | 3kg/10a | 収穫7日前まで | 3回以内 | 散布 |
| 稲 | ウンカ類 | 3kg/10a | 収穫7日前まで | 3回以内 | 散布 |
| 稲 | カメムシ類 | 3kg/10a | 収穫7日前まで | 3回以内 | 散布 |
| 稲 | ツマグロヨコバイ | 3kg/10a | 収穫7日前まで | 3回以内 | 散布 |
| 稲 | ニカメイチュウ | 3kg/10a | 収穫7日前まで | 3回以内 | 散布 |
| 花き類・観葉植物(きく、ガーベラを除く) | アブラムシ類 | 20kg/10a | 生育期 | 5回以内 | 株元散布 |
| 花き類・観葉植物(きく、ガーベラを除く) | アブラムシ類 | 1g/株(但し、10a当り30kgまで) | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| 花き類・観葉植物(きく、ガーベラを除く) | コナジラミ類 | 1g/株(但し、10a当り30kgまで) | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| 実えんどう | ハモグリバエ類 | 9kg/10a | 生育期 但し、収穫開始14日前まで | 1回 | 株元散布 |
| 食用ぎく | アブラムシ類 | 1g/株(但し、10a当り30kgまで) | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| 食用ぎく | マメハモグリバエ | 2g/株(但し、10a当り30kgまで) | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| 茶 | クワシロカイガラムシ | 12kg/10a | 摘採7日前まで | 2回以内 | 株元土壌混和 |
| 非結球あぶらな科葉菜類(チンゲンサイを除く) | アブラムシ類 | 6kg/10a | は種時 | 1回 | 播溝土壌混和 |
| 非結球あぶらな科葉菜類(チンゲンサイを除く) | キスジノミハムシ | 6kg/10a | は種時 | 1回 | 播溝土壌混和 |
| 非結球レタス | アブラムシ類 | 2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| 非結球レタス | ナモグリバエ | 1g/株 | 育苗期後半 | 1回 | 株元散布 |
| 非結球レタス | ナモグリバエ | 2g/株 | 定植時 | 1回 | 植穴土壌混和 |
| 非結球レタス | ナモグリバエ | 培土1L当り15g | は種前 | 1回 | 培土混和 |
| 葉ごぼう | アブラムシ類 | 6kg/10a | 生育期 但し、収穫21日前まで | 1回 | 株元散布 |
| 葉ごぼう | アブラムシ類 | 6kg/10a | は種時 | 1回 | 全面土壌混和 |
作物名に「(〜を除く)」とある場合はかっこ内の作物がその行の適用範囲に含まれません。 例えば「かんきつ(みかんを除く)」の行に記載された希釈倍数・使用時期・使用回数はみかんに適用されません。 かっこ内の作物は独自の条件で別の行に登録されている場合があります。表内に該当する作物名の行があるかご確認ください。 該当する行がない場合は本剤に当該作物の登録はありません。
IRACコード:4A(ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)競合的モジュレーター、ネオニコチノイド系)
兄弟品(三井東圧アルバリン粒剤)の技術資料(三井化学・三井東圧農薬 2004)によれば、ジノテフランは昆虫の神経シナプス後膜のアセチルコリン受容体に結合して神経伝達をかく乱し、麻痺を引き起こすと考えられています。開発元(脇田ら 2005)は、他のネオニコチノイド剤の結合部位への結合試験ではジノテフランの活性は著しく劣るものの、電気生理学的試験では同等レベルの活性を示すことから、アゴニストとして作用しながら他のネオニコチノイドとは異なる結合部位を持つ可能性を示唆しています。
テトラヒドロフラン環を導入することで、分子内にハロゲンを含まない独特の構造を持ちます(フラニコチニル系とも呼ばれます)。水への溶解度は約40g/Lと高く、分配係数(log Pow)は−0.549です。
兄弟品の技術資料は、根部と茎葉部から速やかに吸収されて植物体内をスムーズに移行するとしています。稲では、本田に散布した成分が根部と水面下の葉鞘部から吸収され、葉身部に速やかに移行し、水分補給などのために葉から吸汁したカメムシに殺虫効果・吸汁阻害効果を示すとしています。
三井化学(当時の三井東圧化学)が1992年からネオニコチノイドの含窒素芳香環を変換する研究に着手し、アセチルコリンをリード化合物としてデザインを進め、1993年にジノテフランを得ました。千を超える化合物の比較から開発化合物に決定し、MTI-446のコード名で日本植物防疫協会の委託試験を経て、2002年4月24日に粒剤・箱粒剤・粉剤DL・顆粒水溶剤の4製剤が登録されました(山田 2003、脇田ら 2005)。
開発研究は日本農薬学会の業績賞(技術)を受賞しています。「スタークル」は系統、「アルバリン」は商系の商品名です。
ジノテフラン1.0%の粒剤(類白色細粒)で、有効年限は5年です。本剤(第20806号)としての試験は確認できず、以下の粒剤の試験は、成分・剤型が同じ兄弟品(三井東圧アルバリン粒剤 第20959号、スタークル粒剤 第20805号)の技術資料によるものです。
ヨコバイ類・ウンカ類・コナジラミ類・カスミカメ類が「excellent」、アブラムシ類・コナカイガラムシ類・カメムシ類・アザミウマ類・ハモグリバエ類・ノミハムシ類・ハムシ類が「very good」、メイチュウ類・ヨトウ類が「good」と評価されています。ハダニ類・チャノコカクモンハマキには効果がありません(山田 2003)。
定植時の植穴または播溝処理で4〜6週間程度の実用的な密度抑制効果を発揮し、アブラムシ類・コナジラミ類には1か月以上の長期間の密度抑制効果があるとしています。
大分県(平成20年、トマト、タバココナジラミ バイオタイプQ)では、定植2日前に処理した区で、定植60日後まで黄化葉巻病の累積発病株数が0でした。熊本県(平成20年、メロン、1g/株 定植2日前処理)では、定植20日後の退緑黄化病の発病株率5.0%、発病葉率1.1%でした。スタークル普及会は、顕著な吸汁阻害効果がウイルス病の媒介抑制に寄与していると考えています。
ミナミアオカメムシでは、0.1μg/gで死虫率60.0%に対し吸汁痕数は無処理比0.6%と、殺虫効果の低い薬量でも顕著な吸汁阻害効果を示しました。
茶のクワシロカイガラムシ(山内ら 2014、熊本県、ジノテフラン1%粒剤12kg/10a 株元土壌混和):2010年の第2世代では、1回処理の補正死虫率は0〜4.3%、2回処理は22.2〜51.4%で、対照のブプロフェジン水和剤(85.2%)より低い結果でした。2011年の第1世代(2回処理)では、上部の枝で8.9〜31.4%(対照58.8%)、下部で33.5〜48.2%(対照49.1%)でした。
著者は、根から吸収された成分は高い位置の枝で濃度が低くなると考えており、実用化にはコストが大きな問題としています。
本剤は普通物です。有効成分の急性経口LD50はラット雄2,804mg/kg・雌2,000mg/kgで、慢性毒性・発がん性・繁殖性・催奇形性・変異原性の試験で問題は認められていません(脇田ら 2005)。ラットでは投与後24時間までに96%以上が主に未変化体のまま尿から排出され、光・植物体中・土壌中でも容易に分解されるとされています。
コイLC50は100ppm超、ミジンコEC50は1,000ppm超です。一方、メーカーのSDSでは、成分のユスリカ類に対するEC50がセスジユスリカ0.036mg/Lと低い値で示されています。
稲は3kg/10aを収穫7日前までに散布(3回以内)します。果菜類は育苗期の株元散布・定植時の植穴土壌混和(1〜2g/株)・生育期の株元散布(1g/株)、キャベツ・はくさいは定植時の植穴土壌混和(2〜3g/株)、だいこん・葉菜類・ねぎなどは播溝土壌混和(4〜9kg/10a)が中心です。トマト・ミニトマトは培土1L当たり10g、レタス・非結球レタスは培土1L当たり15gの、は種前の培土混和もできます。茶は12kg/10aを摘採7日前までに株元土壌混和(2回以内)します。
ジノテフランを含む農薬の総使用回数は、育苗期の株元散布、定植時の土壌混和、灌注、散布、無人航空機散布などの内訳で決められている作物が多くあります。稲は4回以内(育苗箱への処理・側条施用は合計1回以内、本田での散布・空中散布・無人航空機散布は合計3回以内)です。同じ成分を含む他の剤と合わせて数え、必ず最新の適用表で確認してください。
水稲・いぐさでは、湛水状態(3cm程度)で田面に均一に散布し、4〜5日間は湛水状態を保ち、散布後7日間は落水やかけ流しをしないでください。くわいも同様です。
処理直後に灌水してください。
つまみ菜・間引き菜には使用しないでください。かんきつ・なしでは、今期に収穫見込みのない苗木に株元散布し、処理後は軽く散水してください。対象害虫の発生前に予防的に散布してください。ふきでは、葉に付着した薬剤を払い落としてください。適用作物群の作物やその新品種に初めて使う場合は、事前に薬害の有無を確認してください。
蚕に影響があるため、周辺の桑葉にかからないようにしてください。ミツバチに影響があるため、巣箱およびその周辺に飛散するおそれがある場合は使用しないでください。周辺で養蜂が行われているかを関係機関に確認し、行われている場合は農薬使用の情報を提供してください。
甲殻類に影響を及ぼすため、河川・養殖池等に飛散・流入しないよう注意し、散布後は水管理に注意してください。
密封し、直射日光を避け、食品と区別して、冷涼・乾燥した所に保管してください。
普通物に区分されています。
IRACコード4A(ネオニコチノイド系)の殺虫剤です。トビイロウンカでは、イミダクロプリド抵抗性の発達がジノテフランの感受性に与える影響は小さいと考えられています(松村ら)。一方、宮崎県のワタアブラムシ、福岡県南部・千葉県のタバココナジラミでは、ジノテフランが効きにくい個体群が報告されています。新潟県では、アカヒゲホソミドリカスミカメのジノテフランとクロチアニジンへの低感受性が交差している可能性も示唆されています(石本・岩田 2020)。
同じ4Aの剤を続けて使わず、作用機構の異なる剤と組み合わせてください。
トビイロウンカのジノテフランに対するLD50値は2006〜2012年に10倍以下の範囲で増加傾向にあるものの、感受性の低下は起こっておらず、セジロウンカにも大きな変化はないとされています(松村 2015、松村ら)。イミダクロプリドで選抜したトビイロウンカでも、ジノテフランの効き方には明瞭な差が見られませんでした。
秋田県(新山・髙橋 2021)では、アカヒゲホソミドリカスミカメ・アカスジカスミカメともジノテフランへの感受性低下は確認されませんでした。新潟県(石本・岩田 2020)では、アカヒゲホソミドリカスミカメのLD50値が感受性系統の2.2〜3.1倍でしたが、著者は実用上の防除効果は確保できるレベルと推察しています。
2012年に採集した5個体群の補正死虫率は0〜27.3%(感受性個体群96.4%)で、抵抗性比は199〜330倍でした。
福岡県(浦・嶽本 2008、水溶剤3000倍)では、県南部のトマトの個体群で補正死亡率が23.8〜52.6%と低い個体群がありました。千葉県(2016〜2017年度、水溶剤2,000倍)では、タバココナジラミ(バイオタイプQ1)で19.1〜81.3%と効果がやや不安定でした。
イネカメムシには、粒剤では十分な効果が得られなかったという報告があります。茨城県の試験(2022年)では、乳熟期に本剤と同じジノテフラン粒剤を処理した区の斑点米の割合は、無防除区と差がありませんでした。同じ試験で、液剤の散布のほうが斑点米を減らしていました。イネカメムシが多い地域では、地域の防除指針を確認してください。
湛水状態(3cm程度)で田面に均一に散布し、4〜5日間は湛水状態を保ってください。散布後7日間は落水やかけ流しをしないでください。いぐさ・くわいも同じ注意があります。
株元散布をしたら、すぐに灌水してください。成分が根から速やかに吸収されるのを助けるためです。また、つまみ菜・間引き菜には使用しないでください。
病気を運ぶタバココナジラミを早めに抑えることで、感染を減らす効果が期待できます。兄弟品(スタークル粒剤)の大分県の試験では、定植2日前に処理したトマトで、定植60日後まで黄化葉巻病の発病株が出ませんでした。ただし、タバココナジラミは地域によってジノテフランが効きにくい個体群も報告されています。
十分な効果が出にくいという試験報告があります。熊本県の試験では、登録の使用量(12kg/10a)で1回処理した場合、ほとんど効果が見られず、2回処理でも散布剤より効果が低い結果でした。根から吸われた成分が、高い位置の枝まで届きにくいためと考えられています。
はい、ミツバチに影響があるため注意が必要です。巣箱やその周辺に飛散するおそれがある場合は使用しないでください。兄弟品の技術資料(2004年、暫定値)では、植穴処理後にミツバチを入れられるまでの日数を、いちごで40日、メロン・すいか・きゅうりで21〜30日以下、トマトのマルハナバチで10日以下としています。
地域によっては効きにくくなっています。宮崎県ではネオニコチノイド剤抵抗性のワタアブラムシで、福岡県南部や千葉県の一部ではタバココナジラミで、ジノテフランが効きにくい個体群が報告されています。地域の防除所の情報を確認し、系統の違う剤と組み合わせて使ってください。
はい、蚕と甲殻類に注意が必要です。周辺の桑葉にかからないようにしてください。また、河川や養殖池などに流れ込まないよう注意し、散布後は水管理に注意してください。
ご使用に際して、製品ラベルに記載された希釈倍率・使用時期・使用回数・収穫前日数を必ず遵守してください。製品ラベルの記載と本ページの記載が異なる場合や薬害や安全使用上の注意などの記載がある場合は、製品ラベルの記載に従ってください。都道府県によってご使用を控えるよう指定されている農薬があるため、お住まいの地域の指針もあわせてご確認ください。河川・水路等への流入および周辺への飛散に注意し、使用後の容器は適切に処理してください。誤って眼または皮膚に付着した場合は、直ちに水で洗い流してください。体調に異常が生じた場合は、医師の診断を受けてください。直射日光および高温を避け、小児の手の届かない場所で保管してください。
