読み込み中…
最終確認:2026年8月31日
農薬登録情報:独立行政法人農林水産消費安全技術センター
技術情報:シンジェンタ ジャパン株式会社技術資料ほか
プリグロックスLはジクワットとパラコートを有効成分とするビピリジニウム系の除草剤で、速効性が高い非選択性の薬剤です。散布1日で効果が現れ、降雨や気温の影響を受けにくく、安定した効果を発揮します。ただし製剤毒性は毒物に区分され、取扱いには注意が必要です。水稲から果樹・野菜まで幅広く使えます。
本剤は光合成の電子を横取りして活性酸素を大量に発生させます。薬液がかかった部分だけをすばやく枯らす接触型です。
速効性、気温・降雨の影響を受けにくい安定効果
散布すると1日で効果が現れ、通常3〜5日で効果が完成します。散布後ごく短時間で雑草体内に吸収されるため、散布15分後の降雨でも効果低下はほとんどなく、気温の影響も受けにくいため、低温期の冬性雑草にも安定した効果を示します。
接触部分のみを枯らす、根を残す使い方
かかった部分だけを枯らす接触型で、多年生雑草でも根までは枯らしません。畦畔・傾斜地では根を残すことで土壌の崩れやモグラの移動抑制、あぜの漏水防止に資するとされています。樹木の幹など木質化した部分には作用しないため、果樹・樹木類の株元でも使いやすい特性です。
極めて幅広い適用作物
水稲、麦類、いも類、果樹類、野菜類、花き類、樹木等、水田畦畔まで極めて幅広い作物・場所に登録があります。
← 横にスクロールできます →
| 作物 | 適用病害虫雑草 | 希釈倍数・使用量 | 使用時期 | 使用回数 | 使用方法 |
|---|---|---|---|---|---|
| いちご | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 定植前又は畦間処理:雑草生育期 但し、収穫前日まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| いも類(ばれいしょ、かんしょ、やまのいも、さといも、こんにゃく、みずいもを除く) | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 植付前 | 3 | 雑草茎葉散布 |
| うど | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期(根株養成期)但し、収穫75日前まで | 2 | 雑草茎葉散布 |
| えだまめ | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期(草丈30cm以下)但し、収穫14日前まで | 4 | 雑草茎葉散布 |
| かぼちゃ | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期但し、収穫14日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| かんきつ | スギナ | 1000~2000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 雑草生育期 但し、収穫前日まで | 5 | 雑草茎葉散布 |
| かんきつ | ツユクサ | 1000~2000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 雑草生育期 但し、収穫前日まで | 5 | 雑草茎葉散布 |
| かんきつ | 一年生雑草 | 800~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 雑草生育期 但し、収穫前日まで | 5 | 雑草茎葉散布 |
| かんきつ | 多年生雑草 | 1500~2000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 雑草生育期 但し、収穫前日まで | 5 | 雑草茎葉散布 |
| かんしょ | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期但し、収穫30日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| きゅうり | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期但し、収穫14日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| こんにゃく | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期但し、収穫30日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| ごぼう | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期但し、収穫30日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| さといも | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期但し、収穫前日まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| さとうきび | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期 但し、収穫3日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| さとうきび | 多年生雑草 | 1000~2000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 雑草生育期 但し、収穫3日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| しょうが | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期 但し、収穫3日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| すいか | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期 但し、収穫3日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| すいせん | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 萌芽前(雑草生育期) | 3 | 雑草茎葉散布 |
| たけのこ | 一年生及び多年生雑草 | 1000~2000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 萌芽前:雑草生育期(草丈30cm以下) 但し、収穫7日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| たばこ | 一年生雑草 | 800~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 大土寄期畦間処理:雑草生育期 | 1 | 雑草茎葉散布 |
| たまねぎ | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期 但し、収穫3日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| だいこん | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期但し、収穫30日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| だいず | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期(草丈30cm以下)但し、収穫3日前まで | 4 | 雑草茎葉散布 |
| とうもろこし(子実) | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期 但し、収穫45日前まで(草丈30cm以下) | 5 | 雑草茎葉散布 |
| なす | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期 但し、収穫3日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| にんじん | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期 但し、収穫3日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| にんにく | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期 但し、収穫3日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| ねぎ | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期 但し、収穫3日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| はくさい | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期 但し、収穫3日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| はとむぎ | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期(出穂前まで)但し、収穫60日前まで | 2 | 雑草茎葉散布 |
| ばれいしょ | 一年生雑草 | 200~300mL/10a(北海道)散布液量 100~150L/10a | 萌芽直前 | 2 | 雑草茎葉散布 |
| ばれいしょ | 一年生雑草 | 400~600mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期但し、収穫前日まで | 2 | 雑草茎葉散布 |
| ふき | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期 但し、収穫21日前まで | 2 | 雑草茎葉散布 |
| ほうれんそう | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期但し、収穫14日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| みょうが | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期 但し、みょうが(花穂)の収穫30日前まで、花穂を収穫しない場合にあっては開花期終了まで | 2 | 雑草茎葉散布 |
| やまのいも | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期 但し、収穫7日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| アスパラガス | スギナ | 1000~2000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期 但し、収穫前日まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| アスパラガス | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 萌芽前:雑草生育期(草丈20cm以下) | 3 | 雑草茎葉散布 |
| カリフラワー | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期但し、収穫30日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| キャベツ | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期但し、収穫30日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| チューリップ | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期(草丈20cm以下) | 3 | 雑草茎葉散布 |
| チューリップ | (対象病害虫なし) | 1mL/株 | 第2葉展開期から開花20日後まで | 1 | ウイルス罹病株葉への滴下 |
| トマト | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期但し、収穫14日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| パセリ | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期 但し、収穫7日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| ピーマン | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期但し、収穫14日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| ブロッコリー | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期 但し、収穫3日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| メロン | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期 但し、収穫3日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| レタス | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期 但し、収穫3日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| 未成熟とうもろこし | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期 但し、収穫3日前まで(草丈30cm以下) | 5 | 雑草茎葉散布 |
| 果樹類(かんきつを除く) | スギナ | 1000~2000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 雑草生育期 但し、収穫前日まで | 5 | 雑草茎葉散布 |
| 果樹類(かんきつを除く) | 一年生雑草 | 800~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 雑草生育期 但し、収穫前日まで | 5 | 雑草茎葉散布 |
| 果樹類(かんきつを除く) | 多年生雑草 | 1500~2000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 雑草生育期 但し、収穫前日まで | 5 | 雑草茎葉散布 |
| 桑 | 一年生雑草 | 800~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 春期萌芽前又は伐採後 | 3 | 雑草茎葉散布 |
| 樹木等 | スギナ | 1000~2000mL/10a散布液量 100~150L/10a | スギナ生育期 | 3 | 植栽地を除く樹木等の周辺地に雑草茎葉散布 |
| 樹木等 | 一年生雑草 | 800~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 雑草生育期 | 3 | 植栽地を除く樹木等の周辺地に雑草茎葉散布 |
| 樹木等 | 多年生雑草 | 1500~2000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 雑草生育期 | 3 | 植栽地を除く樹木等の周辺地に雑草茎葉散布 |
| 樹木類 | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 雑草生育期(草丈30cm以下) | 3 | 雑草茎葉散布 |
| 水田作物(水田畦畔) | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 雑草生育期 | 5 | 雑草茎葉散布 |
| 水田作物(水田畦畔) | 多年生雑草 | 1000~2000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 雑草生育期 | 5 | 雑草茎葉散布 |
| 水田作物、畑作物(休耕田) | 一年生雑草 | 800~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 雑草生育期 | 4 | 雑草茎葉散布 |
| 直播水稲 | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 秋期稲刈取後又は春期水田耕起1ヶ月前から直前まで又は雑草生育期、は種前14日~は種後7日(イネ出芽前) | 1 | 雑草茎葉散布 |
| 移植水稲 | 一年生雑草 | 800~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 秋期稲刈取後又は春期水田耕起1ヶ月前から直前まで | 1 | 雑草茎葉散布 |
| 花き類・観葉植物(チューリップ、すいせんを除く) | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期(草丈20cm以下) | 3 | 雑草茎葉散布 |
| 茶 | 一年生雑草 | 800~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 摘採7日前まで | 3 | 雑草茎葉散布 |
| 豆類(種実、ただし、だいず、らっかせいを除く) | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 畦間処理:雑草生育期(草丈30cm以下)但し、収穫3日前まで | 2 | 雑草茎葉散布 |
| 野菜類(レタス、キャベツ、はくさい、カリフラワー、ブロッコリー、ねぎ、だいこん、にんじん、ごぼう、たまねぎ、トマト、きゅうり、すいか、メロン、なす、ほうれんそう、ピーマン、かぼちゃ、アスパラガス、パセリ、ふき、みょうが(花穂)、みょうが(茎葉)、うど、やまのいも(むかご)、しょうが、にんにく、たけのこ、いちごを除く) | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | は種前又は植付前 | 3 | 雑草茎葉散布 |
| 麦類 | 一年生雑草 | 600~1000mL/10a散布液量 100~150L/10a | 雑草生育期 | 4 | 雑草茎葉散布 |
作物名に「(〜を除く)」とある場合はかっこ内の作物がその行の適用範囲に含まれません。 例えば「かんきつ(みかんを除く)」の行に記載された希釈倍数・使用時期・使用回数はみかんに適用されません。 かっこ内の作物は独自の条件で別の行に登録されている場合があります。表内に該当する作物名の行があるかご確認ください。 該当する行がない場合は本剤に当該作物の登録はありません。
HRACコード:22(ビピリジニウム系、光合成電子伝達系〔光化学系Ⅰ〕電子分流阻害剤)
有効成分ジクワット・パラコートはいずれもビピリジニウム系除草剤であり、光化学系Ⅰ(PSI)において本来鉄酸化還元タンパク質(フェレドキシン)が受け取るはずの電子を横取りする形で結合します。奪った電子を分子状酸素に渡すことでスーパーオキシド(活性酸素種の一種)を生成する「メーラー様反応」を引き起こし、これがチラコイド膜の破壊と光合成能力の低下をもたらし、最終的にアポトーシス様の細胞死を誘導します。
土壌処理型や移行型など他の作用機構グループとは異なる系統で、速効性・非選択性が極めて高い接触型除草剤です。
有効成分パラコートは1985年(昭和60年)前後、日本国内で自殺や無差別犯罪目的での中毒事故が社会問題化した経緯があります。この状況を受け、1986年(昭和61年)7月以降、単剤のパラコート製剤の流通が見直され、パラコートジクロリド5.0%とジクワットジブロミド7.0%を混合し、催吐性物質・色素・臭気性物質・苦味物質を配合した誤飲対策済み製剤「プリグロックスL」のみがシンジェンタから販売される形に整理されました。
本剤(登録番号16397)は昭和61年(1986年)6月25日付で農薬登録を取得しています。
パラコートは1950年代の発見以来、世界中で広く使用されてきましたが、これまでに世界で31種のパラコート抵抗性雑草が確認されています。南アフリカのブドウ園周辺で確認されたパラコート抵抗性オオバコ属雑草の研究ではパラコートの植物体内への移行(トランスロケーション)が抑制されることが抵抗性の主要な機構であると報告されています。
興味深いことに、このパラコート抵抗性系統に対してジクワットは有効な選択肢の一つであったことも報告されており、交差抵抗性は「よくあるが必ずではない」現象とされています。ビピリジニウム系除草剤(パラコート・ジクワット)は除草剤が結合する標的部位そのものの変異による抵抗性(標的部位抵抗性)が生じにくく、抵抗性が生じる場合はほぼ「非標的部位抵抗性」によるとされています。
ドイツの研究チームがモデル水生植物を用いて行った調査では、除草剤への曝露経験がない野生系統の間にもジクワットへの感受性に最大8.5倍もの差が自然に存在しうることが示されており、抵抗性が薬剤の使い方だけでなく、雑草集団がもともと持つ遺伝的多様性にも左右される側面があることを示唆しています。
水田に10本のヒエが生き残れば数千〜数万の種子が形成され土中に残る可能性があります(埋土種子)。水稲収穫後に再生したヒエをすばやく枯らすことで埋土種子の量を軽減でき、薬液がイネ科雑草の種子に付着した場合、成熟種子がこぼれ落ちても新たな発生源になりにくいとされています。
スギナは、つくしが出てから2ヶ月までは地下部の根や塊茎から養分が送られて生育しますが、それ以降は逆に養分を地下部に送り翌年の発生養分になります。スギナ発生2ヶ月後(草丈約30cm程度)に50倍液で地上部を素早く枯らすことで、地下部に翌年の発生用の養分を蓄えられなくします。再発生したら再散布することでスギナの根絶につながるとされています。
通常の除草用途(植付後萌芽前または畦間処理)に加え、ウイルス罹病株の枯殺という特殊用途(罹病株葉への滴下、第2葉展開期〜開花20日後まで)にも登録があります。専用器具以外は絶対に使用せず、10a当たり2000mLを越えないよう調整してください。
製剤毒性は「毒物」に区分されています。取り扱いには最大限の注意が必要です。「毒物及び劇物取締法」上、農家・生産者も毒劇物の業務上取扱い者とみなされ、保管庫の施錠等が法律上義務付けられています。使用残りの薬剤も他の容器に移さずキャップを締めて施錠保管し、横置き保管は避けてください。
毒物及び劇物取締法に基づき、販売時には購入者の氏名・年齢・職業・住所を記載した譲受書の受領など所定の手続きが必要です。18歳未満の者、精神病者、麻薬・大麻・あへん・覚醒剤の中毒者への販売は禁止されています。
保護メガネ・防護マスク・不浸透性手袋・ゴム長靴・不浸透性防除衣の着用が必須です。散布作業は朝夕の涼しい時間帯に行い、2時間程度で交代するなど同一人が長時間継続して作業しないようにしてください。過労時・体調不良時・妊娠中・飲酒後は取扱い及び散布作業を行わないでください。
低圧散布・風向きへの注意に加え、「ドリフト軽減ノズル」(キリナシ除草噴口等)や「飛散防止カバー」の活用が案内されています。ミスト機によるミスト散布は絶対に使用しないでください。
口に入った場合は生命に関わるため、直ちに多量の水を繰り返し飲ませ、症状の有無に関わらず至急病院で手当てを受けてください。眼に入った場合は直ちに清水で15分程度洗眼した後、至急眼科医の手当てを受けてください。医療機関受診の際は「プリグロックスLが口や眼に入った」ことを必ず伝えてください。緊急問い合わせ先:(公財)日本中毒情報センター大阪中毒110番(072-727-2499、年中無休24時間)・つくば中毒110番(029-852-9999、年中無休9〜21時)。
展着剤を併用する場合は非イオン系展着剤の使用が推奨されます。
HRACコード22(ビピリジニウム系)に属する成分です。パラコートは世界で31種の抵抗性雑草が確認されており、同一系統の除草剤を単一の圃場で連用し続けることは抵抗性リスクを高めるおそれがあります。作用機構の異なる除草剤とのローテーションをおすすめします。
※この農薬で登録されている作物と対象病害虫です。
有効成分パラコートは、1985年前後に日本国内で自殺や無差別犯罪目的での中毒事故が社会問題化した経緯があります。この状況を受け、1986年以降、単剤のパラコート製剤は流通が見直され、パラコートとジクワットを混合し、催吐性物質・色素・臭気性物質・苦味物質を配合した誤飲対策済み製剤「プリグロックスL」のみが販売される形に整理されました。
「毒物及び劇物取締法」上、農家・生産者も毒劇物の業務上取扱い者とみなされ、盗難・紛失を防ぐ措置(施錠保管等)が法律上義務付けられています。保管庫には医薬用外毒劇物の表示義務があり、使用残りの薬剤も他の容器に移さずキャップを締めて施錠保管してください。
保護メガネ・防護マスク・不浸透性手袋・ゴム長靴・不浸透性防除衣の着用が必須です。散布作業は朝夕の涼しい時間帯に行い、2時間程度で交代するなど同一人が長時間継続して作業しないようにしてください。過労時・体調不良時・妊娠中・飲酒後は取扱い及び散布作業を行わないでください。
口に入った場合は生命に関わるため、直ちに多量の水を繰り返し飲ませ、症状の有無に関わらず至急病院で手当てを受けてください。眼に入った場合は直ちに清水で15分程度洗眼した後、至急眼科医の手当てを受けてください。医療機関受診の際は「プリグロックスLが口や眼に入った」ことを必ず伝えてください。緊急時は(公財)日本中毒情報センターの大阪中毒110番(072-727-2499、年中無休24時間)・つくば中毒110番(029-852-9999、年中無休9〜21時)に連絡できます。
毒物及び劇物取締法に基づき、販売時には購入者の氏名・年齢・職業・住所を記載した譲受書の受領など所定の手続きが必要です。18歳未満の者、精神病者、麻薬・大麻・あへん・覚醒剤の中毒者への販売は禁止されています。
パラコートは世界で31種の抵抗性雑草が確認されています。抵抗性系統の一部(南アフリカのオオバコ属)ではパラコートには抵抗性を示す一方でジクワットには有効だった事例が報告されており、交差抵抗性は「よくあるが必ずではない」現象とされています。同一系統の除草剤を単一の圃場で連用し続けることは避け、作用機構の異なる除草剤とのローテーションを検討してください。
ご使用に際して、製品ラベルに記載された希釈倍率・使用時期・使用回数・収穫前日数を必ず遵守してください。製品ラベルの記載と本ページの記載が異なる場合や薬害や安全使用上の注意などの記載がある場合は、製品ラベルの記載に従ってください。都道府県によってご使用を控えるよう指定されている農薬があるため、お住まいの地域の指針もあわせてご確認ください。河川・水路等への流入および周辺への飛散に注意し、使用後の容器は適切に処理してください。誤って眼または皮膚に付着した場合は、直ちに水で洗い流してください。体調に異常が生じた場合は、医師の診断を受けてください。直射日光および高温を避け、小児の手の届かない場所で保管してください。
