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最終確認:2026年8月31日
農薬登録情報:独立行政法人農林水産消費安全技術センター
技術情報:エフエムシー・ケミカルズ株式会社技術資料ほか
この農薬と一緒に使いやすい農薬です

ブロフレアSC
¥4,810〜同じ「はくさい」に使える、作用の仕組み(RAC)が異なる殺虫剤です。交互に使うと薬剤への抵抗性がつきにくくなります。

ライメイフロアブル
¥6,800〜「はくさい」に使える殺菌剤です。病気と害虫をあわせて防除できます。この作物で混ぜて使われた実績があります。
トルネードエースDFはインドキサカルブを有効成分とするオキサジアジン系の殺虫剤で、大型チョウ目害虫によく効きます。既存剤に抵抗性を持つ害虫にも効果を示し、老齢幼虫を含む幅広い齢期に対応します。摂食を速やかに止めて作物を守る、独特の効き方を持ちます。
本剤は虫の神経で電気信号を伝える通り道を閉じ、信号が伝わらないようにします。害虫はすぐに食べるのをやめ、麻痺した状態が続きます。
大型チョウ目害虫に、老齢幼虫まで高い効果
ヨトウムシ・ハスモンヨトウ・オオタバコガなど大型のチョウ目害虫に高い効果を発揮します。幼虫の齢期を問わず、防除が難しいとされる老齢幼虫にも高い活性を維持します。
摂食を素早く止めて、作物を守る
薬剤を摂取した害虫は数時間で食害をやめます。虫自体が死ぬまでには数日かかりますが、作物を守るという意味では速効的な薬剤です。
抵抗性チョウ目害虫への対応
既存のピレスロイド剤・IGR剤とは異なる作用機構を持つため、これらに抵抗性を獲得したチョウ目害虫にも高い効果を発揮します。近年の現地個体群を用いた検定でも高い効果が維持されています。
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| 作物 | 適用病害虫雑草 | 希釈倍数・使用量 | 使用時期 | 使用回数 | 使用方法 |
|---|---|---|---|---|---|
| いちご | オオタバコガ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫前日まで | 2 | 散布 |
| いちご | ハスモンヨトウ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫前日まで | 2 | 散布 |
| えだまめ | シロイチモジヨトウ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| えだまめ | ハスモンヨトウ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| かんしょ | ナカジロシタバ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| かんしょ | ナカジロシタバ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| かんしょ | ハスモンヨトウ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| かんしょ | ハスモンヨトウ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| きく | オオタバコガ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 発生初期 | 4 | 散布 |
| きく | シロイチモジヨトウ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 発生初期 | 4 | 散布 |
| きく | ハスモンヨトウ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 発生初期 | 4 | 散布 |
| キャベツ | アオムシ | 1000~2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| キャベツ | アオムシ | 10倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| キャベツ | ウワバ類 | 1000~2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| キャベツ | ウワバ類 | 10倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| キャベツ | コナガ | 1000~2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| キャベツ | コナガ | 10倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| キャベツ | シロイチモジヨトウ | 1000~2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| キャベツ | シロイチモジヨトウ | 10倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| キャベツ | ハイマダラノメイガ | 1000~2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| キャベツ | ハイマダラノメイガ | 10倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| キャベツ | ハスモンヨトウ | 1000~2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| キャベツ | ハスモンヨトウ | 10倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| キャベツ | ヨトウムシ | 1000~2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| キャベツ | ヨトウムシ | 10倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| さくら | クビアカツヤカミキリ | 1000倍散布液量 200~500L/10a | 成虫発生初期 | 4 | 散布 |
| さくら | ケムシ類 | 4000倍散布液量 200~700L/10a | 発生初期 | 4 | 散布 |
| さといも | ハスモンヨトウ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| さといも | ハスモンヨトウ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| しょうが | アワノメイガ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 3 | 散布 |
| しょうが | アワノメイガ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 3 | 無人航空機による散布 |
| しょうが | ハスモンヨトウ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 3 | 散布 |
| しょうが | ハスモンヨトウ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 3 | 無人航空機による散布 |
| だいこん | アオムシ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫21日前まで | 2 | 散布 |
| だいこん | アオムシ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫21日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| だいこん | カブラハバチ類 | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫21日前まで | 2 | 散布 |
| だいこん | カブラハバチ類 | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫21日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| だいこん | コナガ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫21日前まで | 2 | 散布 |
| だいこん | コナガ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫21日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| だいこん | ハイマダラノメイガ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫21日前まで | 2 | 散布 |
| だいこん | ハイマダラノメイガ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫21日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| だいこん | ヨトウムシ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫21日前まで | 2 | 散布 |
| だいこん | ヨトウムシ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫21日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| だいず | シロイチモジヨトウ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| だいず | シロイチモジヨトウ | 8~16倍散布液量 800mL/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| だいず | ハスモンヨトウ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| だいず | ハスモンヨトウ | 8~16倍散布液量 800mL/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| たばこ | タバコアオムシ | 2000倍散布液量 100~180L/10a | 収穫10日前まで | 1 | 散布 |
| たばこ | ヨトウムシ | 2000倍散布液量 100~180L/10a | 収穫10日前まで | 1 | 散布 |
| トマト | オオタバコガ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫前日まで | 2 | 散布 |
| トマト | トマトキバガ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫前日まで | 2 | 散布 |
| トマト | ハスモンヨトウ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫前日まで | 2 | 散布 |
| なす | オオタバコガ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫前日まで | 2 | 散布 |
| なす | タバコノミハムシ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫前日まで | 2 | 散布 |
| なす | テントウムシダマシ類 | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫前日まで | 2 | 散布 |
| なす | ハスモンヨトウ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫前日まで | 2 | 散布 |
| ねぎ | シロイチモジヨトウ | 1000~2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫14日前まで | 2 | 散布 |
| ねぎ | シロイチモジヨトウ | 10倍散布液量 1~2L/10a | 収穫14日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| はくさい | アオムシ | 1000~2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| はくさい | アオムシ | 10倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| はくさい | ウワバ類 | 1000~2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| はくさい | ウワバ類 | 10倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| はくさい | オオタバコガ | 1000~2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| はくさい | オオタバコガ | 10倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| はくさい | カブラハバチ類 | 1000~2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| はくさい | カブラハバチ類 | 10倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| はくさい | コナガ | 1000~2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| はくさい | コナガ | 10倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| はくさい | シロイチモジヨトウ | 1000~2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| はくさい | シロイチモジヨトウ | 10倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| はくさい | ハイマダラノメイガ | 1000~2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| はくさい | ハイマダラノメイガ | 10倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| はくさい | ヨトウムシ | 1000~2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| はくさい | ヨトウムシ | 10倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| ピーマン | オオタバコガ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫前日まで | 2 | 散布 |
| ピーマン | ハスモンヨトウ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫前日まで | 2 | 散布 |
| ブロッコリー | アオムシ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫14日前まで | 2 | 散布 |
| ブロッコリー | アオムシ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫14日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| ブロッコリー | ウワバ類 | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫14日前まで | 2 | 散布 |
| ブロッコリー | ウワバ類 | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫14日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| ブロッコリー | オオタバコガ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫14日前まで | 2 | 散布 |
| ブロッコリー | オオタバコガ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫14日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| ブロッコリー | コナガ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫14日前まで | 2 | 散布 |
| ブロッコリー | コナガ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫14日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| ブロッコリー | シロイチモジヨトウ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫14日前まで | 2 | 散布 |
| ブロッコリー | シロイチモジヨトウ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫14日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| ブロッコリー | ハスモンヨトウ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫14日前まで | 2 | 散布 |
| ブロッコリー | ハスモンヨトウ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫14日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| レタス | ウワバ類 | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| レタス | ウワバ類 | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| レタス | オオタバコガ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| レタス | オオタバコガ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| レタス | シロイチモジヨトウ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| レタス | シロイチモジヨトウ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| レタス | ハスモンヨトウ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| レタス | ハスモンヨトウ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| レタス | ヨトウムシ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| レタス | ヨトウムシ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| 樹木類(さくらを除く) | ケムシ類 | 4000倍散布液量 200~700L/10a | 発生初期 | 4 | 散布 |
| 非結球レタス | ウワバ類 | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| 非結球レタス | ウワバ類 | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| 非結球レタス | オオタバコガ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| 非結球レタス | オオタバコガ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| 非結球レタス | シロイチモジヨトウ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| 非結球レタス | シロイチモジヨトウ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| 非結球レタス | ハスモンヨトウ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| 非結球レタス | ハスモンヨトウ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
| 非結球レタス | ヨトウムシ | 2000倍散布液量 100~300L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 散布 |
| 非結球レタス | ヨトウムシ | 20倍散布液量 1~2L/10a | 収穫7日前まで | 2 | 無人航空機による散布 |
作物名に「(〜を除く)」とある場合はかっこ内の作物がその行の適用範囲に含まれません。 例えば「かんきつ(みかんを除く)」の行に記載された希釈倍数・使用時期・使用回数はみかんに適用されません。 かっこ内の作物は独自の条件で別の行に登録されている場合があります。表内に該当する作物名の行があるかご確認ください。 該当する行がない場合は本剤に当該作物の登録はありません。
IRACコード:22A(オキサジアジン系、電位依存性ナトリウムチャネル遮断剤)
インドキサカルブはチョウ目害虫の経皮・経口から取り込まれ、神経軸索中の電位依存性ナトリウムチャネルの正常な働きを阻害します。平常時は電気刺激によりナトリウムチャネルが開き、ナトリウムイオンが軸索内に入り、続いてカリウムイオンが軸索外に出るという一連の動きが次の電気刺激を生み出します。本剤の使用時はナトリウムチャネルの閉状態が保持され、電気刺激があってもチャネルが開かずナトリウムイオンが軸索内に入れないため、電気刺激が伝達されず、虫は麻痺状態に陥り死に至ります。
摂食を停止させる効果は薬剤摂取後数時間内に現れますが、致死までには数日を要するという特徴があります。IRACグループ22には22A(インドキサカルブ)と22B(メタフルミゾン)のサブグループがあり、作用部位は同じでも構造や相互作用が大きく異なるため交差抵抗性のリスクは低いとされていますが、サブグループ間のローテーション使用は原則避けるべきとされています。
有効成分インドキサカルブは、米国デュポン社(現FMC社/コルテバ・アグリサイエンス系)が開発したオキサジアジン系の殺虫成分です。1990年にリード化合物を取得し、類縁化合物の探索を経て選抜されました。日本では1995年から委託試験が始まり、2001年4月26日に「トルネードフロアブル」(インドキサカルブMP10%水和剤)として日本国内で初めて農薬登録されています。
当時、この系統(オキサジアジン系)で上市されていた農薬はトルネードフロアブルが唯一であり、世界的にも先駆的な実用化事例でした。本メモの対象「トルネードエースDF」(登録番号22766)は、精製された(S)体のインドキサカルブ5.0%を有効成分とする後続・改良製剤で、平成22年(2010年)8月10日付でエフエムシー・ケミカルズ株式会社が農薬登録を取得しています。
ハスモンヨトウに対する試験では2,000倍で1齢幼虫・5齢幼虫ともに補正死虫率100%を示しました。シロイチモジヨトウに対しても同様に、2,000倍で1齢幼虫・5齢幼虫ともに補正死虫率100%を記録しています。齢期にかかわらず高い殺虫活性を示すことが確認されています。
ハスモンヨトウ・シロイチモジヨトウの4齢幼虫を用いた試験では食害抑制効果は速効的に発現する一方、対象害虫が完全に死亡するまでは72時間以上を要しました。食害が停止してから死亡するまでの間、外観上の変化はほとんど見られませんが、触ると活動を停止していることが確認できます。
残効性試験では散布15日後の放虫でも高い防除率を維持し、約2週間の長い残効性が確認されています。耐雨性試験(散布3時間後または24時間後に1時間30mmの人工降雨)では無降雨の場合と防除率に大きな差は見られませんでした。
2018〜2020年、愛知・熊本・和歌山・兵庫等のアブラナ科栽培圃場から採取したハスモンヨトウ・シロイチモジヨトウの現地個体群を用いた検定でも高い殺虫活性が維持されていることが確認されています。
製剤毒性は普通物です。急性毒性(経口、ラット雌)LD50は>2,000mg/kg、急性毒性(経皮、ラット雌雄)LD50は>2,000mg/kgです。
チリカブリダニ、ククメリスカブリダニ、タイリクヒメハナカメムシ、ショクガタマバエ、オンシツツヤコバチ、スワルスキーカブリダニのいずれも「影響なし」とされています。ミツバチは散布翌日の放飼で影響なし、マルハナバチは散布後6日以上経過してからの導入が必要です。
浸透移行性に乏しいため、薬液調製時には展着剤を必ず加え、かけムラのないよう丁寧に散布してください。
同一剤の連続使用により抵抗性害虫が出現し効果が劣った例があるため、過度の連用を避け、可能な限り作用性の異なる薬剤やその他の防除手段を組み合わせて使用してください。IRACグループ22のサブグループ(22A・22B)間のローテーションは、交差抵抗性のリスクがあるため原則避けてください。
シロイチモジヨトウを防除する場合は食入前の若齢幼虫期に散布してください。
カイコに対して影響があるため周辺の桑葉にかからないよう注意してください。ミツバチは巣箱及びその周辺への飛散のおそれがある場合は使用を避け、散布直後から1日後まで移動または巣門を閉じてください。マルハナバチは散布直後から6日後まで移動または巣門を閉じてください。
間引き菜・つまみ菜には使用しないでください。眼に対して弱い刺激性があるため、眼に入らないよう注意し、入った場合は直ちに水洗してください。
IRACグループ22A(オキサジアジン系、電位依存性ナトリウムチャネル遮断剤)に属する成分です。既存のピレスロイド剤・IGR剤とは異なる作用機構を持つため、これらに抵抗性を発達させたチョウ目害虫にも高い効果が期待できます。同じグループ22には22B(メタフルミゾン)というサブグループもありますが、構造や相互作用が異なっていても交差抵抗性のリスクがあるため、サブグループ間のローテーション使用は原則避け、可能な限り異なる主要グループの薬剤と組み合わせることが推奨されます。
対象作物は野菜類(キャベツ、はくさい、だいこん等)・いも類・豆類・果菜類・花き類・樹木類・たばこまで幅広く、対象害虫はコナガ、アオムシ、ヨトウムシ、ハスモンヨトウ、オオタバコガ等のチョウ目害虫に高度に特化しています。
近年は、さくらを加害する特定外来生物クビアカツヤカミキリ(成虫発生初期)への適用も拡大されており、伝統的な農業用途にとどまらない社会的関心の高い害虫対策としても活用されています。
※この農薬で登録されている作物と対象病害虫です。
いいえ、浸透移行性に乏しい薬剤です。薬液を調製する際は展着剤を必ず加え、かけムラのないよう丁寧に散布することが大切です。
気温や降雨による影響を受けにくく、安定した効果が期待できます。 10〜30℃の範囲で効果に大きな差はなく、散布後に薬液が乾けば降雨があっても防除効果が大きく落ちることはありません。残効性も長く、散布15日後でも高い防除率を維持したという試験結果があります。
天敵への影響は少ないとされています。カブリダニ類、タイリクヒメハナカメムシ、寄生蜂の一部などで「影響なし」という結果が確認されています。ミツバチは散布翌日から放飼可能ですが、マルハナバチは散布後6日以上経過してから導入する必要があります。
同一剤の連続使用で抵抗性害虫が出現し効果が劣った例があるため、過度な連用を避け、作用性の異なる薬剤や他の防除手段を組み合わせてください。カイコに対して影響があるため桑葉への飛散を避け、間引き菜・つまみ菜には使用しないでください。眼に対して弱い刺激性があるため、眼に入らないよう注意してください。
目に入った場合は直ちに水洗し、異常が残るようであれば医師の診断を受けてください。誤って飲み込んだ場合は口をすすいだうえで無理に吐かせず、速やかに医師に相談してください。
他剤と混ぜるときは、1剤ずつ水に溶いてから次を加えます。乳剤と混ぜる場合は乳剤が先です。少ない水に2剤を同時に入れて練らないでください。
ご使用に際して、製品ラベルに記載された希釈倍率・使用時期・使用回数・収穫前日数を必ず遵守してください。製品ラベルの記載と本ページの記載が異なる場合や薬害や安全使用上の注意などの記載がある場合は、製品ラベルの記載に従ってください。都道府県によってご使用を控えるよう指定されている農薬があるため、お住まいの地域の指針もあわせてご確認ください。河川・水路等への流入および周辺への飛散に注意し、使用後の容器は適切に処理してください。誤って眼または皮膚に付着した場合は、直ちに水で洗い流してください。体調に異常が生じた場合は、医師の診断を受けてください。直射日光および高温を避け、小児の手の届かない場所で保管してください。
